実は希少!?キャブラバースポーツについて

エボリューションフレーム、エボリューションエンジンを初めて採用し、登場した86年から2003年まで17年間の間多くのモデルが誕生。軽量かつ高性能を追求したスポーツスターの歴史では第3世代となるリジッドスポーツ。

それまでの運動性能を追求した構造から、さらにクルーザーとしての快適性を求め2004年に登場したラバースポーツ。元々はツーリングモデルやダイナモデルに先行して採用されていたハーレーダビッドソン独自の技術として、エンジンとフレームの間にラバーマウントを用いりエンジン本体を宙吊り状態で搭載。アイドリングこそ大排気量Vツインエンジンらしい鼓動感を感じるものの、走行中は常用回転域から高回転まで振動を軽減しクルージングを楽しめる快適性に貢献。2006年を最期に環境へ配慮しよりクリーンな排出ガスと気温に左右されにくい動作を求めインジェクション化へとモデルチェンジし、キャブレター車としては約2年間の生産期間となった。

ラバーマウントスポーツスター+キャブレターの魅力について

キャブレターは、機械的に燃料をエンジンへ吐出する構造上、季節によって動作が不安定である特性を持つことからライダーがオートバイのご機嫌を伺う操作を必要とするため、インジェクションと比べると少々面倒ではあるがまるで生き物を扱っているかのような感覚に面白みを感じる方も多いのではないでしょうか?新設計のフレームや改良されたエボリューションエンジンによりこうした旧車らしい不便さを味わいと感じ得られながら高度な走行安定性、快適性、信頼性を第3世代より飛躍的に向上させたのが第4世代スポーツスターの魅力と筆者は思います。

また、インジェクション車と比べ吸排気のカスタムが低予算で幅広く行うことができる事も魅力。インジェクション車の燃調は、専用のコンピューターを用意し高度な専門知識を必要とする事等DIYで行うには少々難しいハードルがございますが、キャブレター車なら身近な工具と調整に適したパーツさえ揃えればあとはやる気次第!?アイドリングを低くしたい場合も大体1万円以下の予算で可能。カスタム好き、DIY好きで快適性を求めたらピッタリなモデルではないでしょうか?

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この記事を書いた人

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