現行車にはないクラシックな見た目から未だに根強い人気を博し、エボリューションエンジン搭載のスポーツスターシリーズで最も古い歴史を持つ礎的存在のXLH883をご紹介いたします。
1986年 XLH883デビュー
1954年に登場したモデルKHに搭載された883ccの排気量を持つエンジンは、高性能、高出力化へと進化するに従って排気量は1000ccへと増加。時代の流れと共に影を潜めていたロングストローク883ccの排気量がエボリューションエンジン搭載と共に復活。「パパサン」の愛称で親しまれたきっかけはこのXLH883にありと言っても過言ではないのでは。
当時の仕様
- 4速エンジン
- チェーンドライブ
- キャストホイール
- 2.25ガロン(8.5L)タンク
XLH883とXLH883Huggerの違い
標準的なネイキッドポジションのハンドルバーにミッドコントロールを備えたスポーツモデルのXLH883に対し、XLH883Huggerは大きくプルバックしたハンドルバーによるアップライトなポジションにクッション性を意識したピローシートを採用。前後サスペンションを30mmローダウンしLow&Longな大道のアメリカンクルーザースタイルへ。
モデルチェンジによる年式毎の違い
1991年・・・5速ミッション化
1993年・・・ドライブチェーンからドライブベルトへ
1994年・・・フレーム後部の形状を変更
1995年・・・機械式スピードメーターから電子式へ
1997年・・・3.30ガロン(12.5L)タンクへ
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