エンジンがかからなかったり、不調になる原因の一つにプラグの劣化があげられます。
キャブレター車両ですとキャブレターの状態や使用状況により、交換時期とは関係なくプラグがカブってしまうことも。
インジェクション車両ではプラグがカブる事はほとんどありませんが、交換時期を過ぎて使用していると信号待ちでストールするなんてことも。
今回はプラグ交換の要点をお伝えさせて頂きます。
今回は空冷スポーツスターやツインカムエンジンに使用されているプラグ交換をして行きます。
プラグの取り外し
基本的にハーレーのプラグはエンジンの左側に2本使われており、写真の様にむき出しとなっている為、簡単に交換が可能です。 ※一部車種で例外はあります。
プラグキャップはプラグへカチッとはまっているだけですので、引っ張れば簡単に外す事が出来ます。
外す際はエンジンのフィン等で手を切らない様に気を付けましょう。。
プラグレンチは5/8のサイズです。内側に脱落防止のラバー等が付いている物が望ましいです。
この様に落ちない方が安心です。
プラグの先端は柔らかい為、落としてしまうと先端が潰れて使えなくなってしまう事が多いです。
プラグレンチとラチェット等の工具を使いプラグを外しましょう。
煤で真っ黒ですね。ですが今回の車両は決して調子が悪かったわけではありません。キャブレター車両のプラグはこれくらいが正常です。※車両はXLH883、CVキャブ、ノーマルエアクリ、ノーマルマフラー
プラグを外した部分からエンジン内へ異物が入らない様に注意しましょう。
写真では見えないですが、プラグキャップがプラグにはまる部分がサビてしまう事がありますので外した際に一緒にチェックしましょう。
プラグキャップがプラグコードからズレ、プラグコードがむき出しになっていると、そこからリークして調子が悪くなる事があるのでそこもチェックしておきましょう。
プラグの取り付け
プラグは非常に高温になる為、取り付ける際はスレッドコンパウンド等のかじり、焼き付き防止剤の使用をオススメします。
プラグの取付は、プラグをまず指で締め付けてからプラグレンチで1/4回転させて締め付けるのが目安となります。
プラグを取り付けたらコンタクトグリースを塗りましょう。プラグキャップのサビ防止にも繋がります。
はい、これで完了です。
プラグに関しては12ヶ月(8,000km)毎の点検、24ヶ月(16,000km)毎の交換が推奨となります。
ですがプラグはその車両の使用状況や頻度、車両の状態等で交換時期が大きく前後する事が考えられますので、日ごろからの点検をオススメします。お店の点検でももちろんチェックする項目となります。
キャブレター車両へお乗りの方はプラグ交換は是非抑えておきたいポイントですね。
初めてプラグ交換をされる方のご参考になればと思います。
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