【メンテナンス】意外と知らない車検非対応のパーツ

ハーレーは純正、社外問わずカスタムパーツが豊富に販売されており、愛車をカスタムし個性を出して行く事もハーレーの楽しみの一つとお考えの方も多いのではないでしょうか。

ハーレー純正の商品であればほとんどが車検に通る商品ですが、社外品の中には車検非対応の商品も数多く存在します。代表的なのはマフラーやミラー等でしょうか。今回は意外と知られていない車検に通らない箇所について実車を使い説明していきたいと思います。

一見すると「マフラーはノーマルだしこのまま車検に通るのではないか」と思ってしまいますが、実は車検に不適合な箇所が隠れています。

エアクリーナー

社外品含め多くのエアクリーナーはブローバイガスのホースが循環構造となっており、車検に通ります。一部商品でホースがエアクリーナーへ戻っておらず、大気開放となっている商品があります。写真左の様な状態だと車検不適合となります。

ウインカー

最近流行りのLEDウインカーは面積が小さくてもEマークを取得していれば車検に通るので極小サイズでも問題ありません。写真左の社外ウインカーも面積(照明部面積7㎠以上)は満たしているのですが、フロントウインカーの場合、左右の間隔が近過ぎる(最内縁が240mm以上離れている)と車検不適合となります。

ヘッドライト

ヘッドライトの光を遮るようなパーツも車検不適合となります。

ハンドル

ハンドルを交換した際は寸法が変更になると車検に通らなくなりますので、構造変更が必要です。

基準としては

・幅:±2cm

・高さ:±4cm

となります。

2人乗り登録

乗車定員を2名で登録する場合は2人乗り可能な仕様(タンデムシート、タンデムペグ)へする必要があります。タンデムシートを装着する場合はタンデムベルトも無いと車検に通りませんのでお気を付けください。シーシーバーやグラブレール等のパッセンジャーが掴まる部分とみなされる物が付いている場合はベルト不要です。

サイドナンバー

サイドナンバーはナンバー灯、取付位置、リフレクター等の条件を満たせば車検に対応します。但しナンバーが縦に付いている場合は車検不適合となります。

ミラー

「平成19年1月1日以降に製造された車両」

・円形の物は、鏡面の直径が94mm以上150mm以下であること

・円形以外の物は、直径78mmの円が鏡面に収まること、鏡面の大きさが120×200mmの大きさに収まること

「平成18年12月31日以前に製造された車両」

鏡面面積の規定はなく、車両の左右外側線上50m後方の状況が確認出来ること

カスタムにより車検不適合となる代表的な事例をご紹介させて頂きました。カスタムしていたら知らない間に車検に通らなくなっていた、、なんてことも多々あります。もちろん上記内容が車検の全てではありませんが、カスタムや車検の際のご参考になればと思います。

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この記事を書いた人

インジェクションにキャブレター、スポーツスターからツーリングモデルまで、複数台のハーレー所有歴を活かし、実体験を基にした車両選びをさせて頂きます。趣味はキャンプ、温泉、ツーリング。カスタムからツーリングスポット紹介まで、お客様のライフスタイルをご提案させて頂きます。