ソフテイルの由来
1984年にエボリューションエンジンを搭載し登場した「ソフテイル・ファミリー」。2024年現在でもエンジンやディテールは変わったものの、根強く人気のシリーズです。
特徴的なのは、リアサスがなくスイングアームが丸見えでフレームが一直線に伸びているような見た目、エンジン・ミッション・オイルタンクがコンパクトにまとまった、スッキリかつ重厚感のあるシルエットです。一見リジットサスのようですが、ちょうどミッションの下あたりに地面に対し水平方向にサスが2本セットされております。
ハードテイルを受け継いだ歴史あるフレーム
ソフテイルという名前は、ハーレー社が命名したもので、「ソフトテイル」をもじった名称です。ソフトがあればハードもあります。WL(サイドバルブ)から始まり1958年デュオグライドが登場するまでの間、ビッグツインモデルはスイングアームを持たない、リジットサスのハードテイルフレームを採用していました。
古くからあるこのシルエットを受け継ぎ、代々ソフテイルファミリーは登場しております。(※ミルウォーキーエイトになってからは、歴代オイルタンクだった場所にバッテリーや電装ユニットをまとめて収納しております。)
ソフテイルは他のファミリーと一味違う!?
初登場からソフテイルファミリーは、ハーレーで唯一「リジットマウント」を貫き通しております。エボリューションエンジンまでは全ファミリーリジッドマウントを採用していました(一部車種除く)が、ツインカム以降、ダイナ、ツアラーはエンジンとフレームの間にラバーを介し不快な振動を打ち消しております。
では、ソフテイルだけ不快な振動が出るのかと思いきや、そこはしっかりと対策しております。どうしてもリジットマウントの外観を引き継ぎたいと考えたハーレーは、エンジンの内部で対策をとることにしました。
それが「バランサー」という機構です。クランクケース内にこの機構を設けることでダイナ、ツアラー同様不快な振動を打ち消すことに成功しました。
ダイナ、ツアラーは、フライホイールからくる鼓動感がラバーを介して増幅され車体が大きく揺れる仕組みになっております。しかし、ソフテイルはラバーを介しておらず、エンジンのナチュラルな鼓動感がダイレクトに伝わってくるので一味違う乗り味となるのです。
特に、ツインカムエンジンを搭載したソフテイルは、ハーレーの長年の伝統を引き継ぎながらも、新しい技術を採り入れ、キャブからインジェクションへ切り替わり、5速から6速ミッションへの変更など、激動の時代を走ってきたシリーズなのです。ミルウォーキーエイトに移行する際にも様々な仕様変更がなされました。そんな歴史背景なども感じながら走ってみてはいかがでしょうか。
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