【ちょい古ハーレー】TC88「ソフテイル」について

クラシックなハーレーらしさ溢れるスタイリングで人気のソフテイルファミリー。

ソフテイルファミリーは1984年のエボリューションエンジンと同時にデビューし、2000年にはツインカム88エンジン(以下TC88)、2007年よりツインカム96エンジンへと変更となっています。

TC88は主にキャブレター車両となり2000年から2006年まで生産されたモデルです。

今回はそんなTC88ソフテイルについて触れて行きたいと思います。

ソフテイルの由来

ハーレーの旧車はリアサスペンションが存在しないリジッドフレームが使われていました。当時はこの硬い乗り味より「ハード・テイル」とも呼ばれていました。

その後、ハーレーにもサスペンションが搭載されるようになりました。リジッドフレームのシンプルで美しいシルエットをサスペンションをフレーム下部の見えない位置に取り付ける事により実現したのが、このソフテイルファミリーとなります。

リジッドフレームの「ハード・テイル」に対し、サスペンションを搭載したリジッドフレーム風の「ソフト・テイル」、ネーミングの由来はここから来ています。

ソフテイルファミリーの中でも「FL」、「FX」でスタイルが大きく異なりますので、後に触れて行こうと思います。

エンジン

エンジンはTC88Bエンジンを搭載。「B」とはバランサーのBとなります。

TC88ソフテイルの特徴として、他のファミリーと違い、フレームへエンジンを直接マウントする「リジッドマウント」を採用しております。これにより不快な振動を打ち消すと同時にダイレクトな鼓動感を乗り手に伝えられる様になっています。

スタイル的にも、細身のフレームにエンジンをリジッドマウントにする事により、エンジンとフレームのクリアランスを少なくする事が出来、より旧車らしいシルエットとなっています。

リアサスペンションが見えないだけでなく、エンジンマウントにもスタイルへのこだわりを感じますね。

FLソフテイル

昔ながらのクラシックなスタイルが魅力のFLソフテイル。

FLソフテイルの特徴は

・前後16インチホイール

・ディープフェンダー

・フットボード

・7インチヘッドライト&Fフォークカバー

等となります。

FXソフテイル

FXソフテイルはチョッパースタイルを取り入れたカスタムスタイルとなります。

FXソフテイルの特徴は

・21インチフロントホイール

・ワイド&ロングフォーク

・5-3/4インチヘッドライト

・ボブフェンダー

・フォワードコントロール

となります。

全体での比較

王道のクラシックスタイルなFLソフテイルに対して、迫力のあるチョッパースタイルのFXソフテイル。

同じファミリー内でも、大きくスタイルの異なる「FL」、「FX」を選べるのもソフテイルの魅力ですね。

車両選びの際はお好みに合ったモデルをお選び下さい。

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この記事を書いた人

インジェクションにキャブレター、スポーツスターからツーリングモデルまで、複数台のハーレー所有歴を活かし、実体験を基にした車両選びをさせて頂きます。趣味はキャンプ、温泉、ツーリング。カスタムからツーリングスポット紹介まで、お客様のライフスタイルをご提案させて頂きます。