【ハーレーライフ】ハーレーのキャブ車に関するFAQ

排出ガス規制が強化され「平成18・19年規制」施行により、ハーレーダビッドソンも2006年を期にインジェクションへと移行していく。キャブレター車が新車市場から姿を消してからもうすぐ20年を迎えようとしている今、身近な物へと無くなりつつあるキャブレター車についてお客様からよく頂く質問をまとめてみました。

キャブレター車についてのFAQ

キャブレター車はよく壊れると聞きますが実際にはどうでしょうか?

定期的なメンテナンスを行い、適切に取り扱っていただければキャブレターに固有するトラブルがに頻発起こるようなことはないでしょう。

ただし、コンピューターや電気を使用せず構成部品は機械のみのシンプルな構造で機械的に一定容量の燃料を噴射する仕組みから寒暖差、標高等季節や順次移りゆく走行環境に適応できる仕組みでは無い為、富士山のような標高の高い場所や氷点下を大きく下回るような極寒の環境では上手に動作しない場合があるでしょう。

また、万が一誤った操作でプラグかぶり(スパークプラグの電極部がガソリンに浸り点火しなくなる症状)をおこしてしまった際に備えて、予備プラグと簡易的な工具を携行していただくと心強いでしょう。

プラグの交換方法は下記の記事をご覧ください。

【メンテナンス】プラグ交換に関して – HARLEY-ZONE

キャブレター車は始動までの操作が面倒と聞きますが実際にはどうでしょうか?

この質問は乗り手の個人差によって意見が分かれそうですが、イグニッションスイッチをONにし、セルスタータースイッチを押すだけで始動できるインジェクション車と比べるとキャブレター車の方が必要とする操作は多く、キャブレター特有の操作として「フューエルコック」「チョークレバー」が挙げられる。

インジェクションは季節に関係なく簡単に始動できるが、キャブレターの場合始動時と保管時毎にフューエルコックを操作する必要がある他、気温が低く始動が困難な場合にチョークレバーを使用する必要がある。また、始動後も暖機運転が終えていないとストールしてしまう為アイドリング状態が安定するまでスロットルで回転を維持する事も。文面で見るとなんだかまどろこしく感じますが、所要時間は2~4分程で慣れてしまえばストレスに感じることもないかなと個人的に思います。

少し世話は焼けますが、その日のバイクの気分を伺いながら始動する面白さや生ガスの匂いはキャブならではの醍醐味ではないでしょうか?

キャブレターの操作について過去にまとめた記事がございますので、よろしければご参考になさってください。 

【ちょい古】キャブレター車両の始動方法に関して – HARLEY-ZONE

キャブレター車のメリット、デメリットを教えてください。

カスタムが容易で安価、特有の面白みがあるキャブレターと信頼性の高い機構で年中安定して動作するインジェクション。それぞれのメリット、デメリットを過去にまとめた記事がございますので、よろしければご参考になさってください。

キャブレターとインジェクションの違いについて – HARLEY-ZONE

上記以外にもFAQのリクエストがあれば是非店頭にてお聞かせください。

また、ハーレーの事、キャブレターについてもご来店頂ければ詳しくご説明いたしますので、興味のある方は是非お待ちしております。

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この記事を書いた人

整備士資格を保有しており、過去には国内外問わず取り扱う総合店に勤務していた経験を活かし、ハーレーダビッドソンの魅力をお伝えいたします。ハーレーの事なら整備もカスタムもなんでもご相談ください!!
趣味は、食べ歩き、温泉、乗り物遊び全般!!
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