先日は、【ダイナファミリー】について紹介させていただいたが、今回はダイナに引けを取らない人気の【ソフテイルファミリー】についてご紹介しよう。
ソフテイルの由来について
元来のハーレーダビッドソンは、1958年に登場したFLHデュオグライドの登場までリアにサスペンション機能を持たない構造を採用していた。フレームを真横から見て前から後ろへ扇状に線が落ちていくデザインがシンプルで美しい外観。乗り味はご想像の通りで路面からの衝撃を直に受ける硬い乗り味からハードテイル(硬いフレーム後部)と呼ばれたそうな。
ハードテイルのクラシックで美しいデザインにリアサスペンションによる上質な乗り心地を実現したのが1984年に登場したソフテイル。ソフトな乗り心地が由来でソフト・テイルからちなんで名付けられた。
ソフテイルの特徴について
最大の特徴はフレームの外観だろう。一見サスペンション機能を持たない様に見えるが車体の底に二本の油圧ショックを備えており、他のモデルはすべて外側の見える位置に配置されている。2017年からはフレーム構造が一新されリアサスペンションがシート下部へと変更。また、ツインカムエンジン搭載モデルからソフテイルのみリジットマウントを採用。フレームとエンジンの間隔が狭くマウントされ鼓動感もダイレクトに伝わる。エンジン内部に振動を軽減するバランサードシステムを採用し、エボリューション時代から大幅な排気量アップによる強靭なパワーを得たと同時に増した振動をリジットマウントでも快適に乗れるよう採用された。
ＦＬＨが元祖とも見える様なクラシカルな外観に快適さを備えたモデル。旧車が欲しいが快適に乗りたいあなたへ温故知新を体現した様なソフテイルを是非ご検討頂きたい。
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